フィスコニュース


フィード・ワン Research Memo(4):大規模インフラと研究開発型メーカーを融合したビジネスモデル(2)

*11:04JST フィード・ワン Research Memo(4):大規模インフラと研究開発型メーカーを融合したビジネスモデル(2)
■フィード・ワン<2060>の事業概要

3. 水産飼料事業
【強み1:北九州水産工場を中心とした安定的な生産供給体制】
【強み2:水産研究所を中心とした先進的研究開発体制】
水産飼料事業の事業プロセスは畜産飼料事業と類似点が多い。原料を仕入れて、配合飼料を製造し、全国の養殖業者に販売している。原料の約4割を占める魚粉は天然資源に依存しており、世界的に枯渇や需給ひっ迫などが懸念されていることから価格の上昇圧力が強い。製造は知多工場と最新鋭の北九州水産工場が担う。日本の海面養殖市場はマダイとブリが主要魚種であり、同社はマダイ用飼料に強みを持つ。環境配慮型飼料である無魚粉飼料「まだいDPサステナZERO」は統合以来の同社を代表する製品となっており、今後の展開にも注目したい。2026年3月期は、高水温や養殖尾数の減少などによる販売数量の減少、平均販売価格が前期を下回ったことなどの影響で減収となったが、原料価格の低下や採算管理の徹底等により収益が向上した。飼料の製造販売会社でありながら、独自の飼養技術の確立や新原料の採用にも積極的に取り組んでいる。一例を挙げると、一時的に給餌を制限することで、ダイエット後のリバウンドのような体重増加を期待する「補償成長」技術である。サステナブルな次世代養殖の実現への取り組みが同社の競争優位性と言えよう。ROICの観点では、2026年3月期に前期比2.1ポイント減の6.6%となったが、現在建設中の水産新工場への投資(約70億円)の影響が反映されており、これを除くとROICは12.1%となり、改善が順調であることがわかる。

4. 食品事業
【強み1:配合飼料メーカーだからこそ実現できる安心安全な食品】
【強み2:消費地に生産拠点を構えるパッカーとして、細かなニーズに合った製品供給】
食品事業は、配合飼料の販売先から、生産物(鶏卵、豚肉等)を買い取る取引から始まった事業である。仕入れた生産物や加工した製品は大手量販店や外食産業などに販売し、大手量販店では高いシェアを獲得しており、サプライヤーとしての地位を確立している。仕入価格は日々の鶏卵相場や豚枝肉相場を基準とする一方、販売価格は取引先によって価格変動の反映にタイムラグが生じる場合があり、相場が下がるタイミングで利益が出やすい。なお、同社子会社のマジックパール(株)が販売する味付ゆでたまご「マジックパール」は1980年に販売開始し、駅売店を中心に販売されるロングセラー製品である。ゆでたまごは「作る時代」から「買う時代」となり、市場は大きく成長している。そのような中で同社は、2025年3月に製造能力を増強した新工場を稼働開始しており、今後も成長が期待される。ROICの観点では、2026年3月期に前期比1.5ポイント減の2.2%であり、構造改革が続けられている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)



<HN>



 
【重要】株予報/株予報Proを装った偽サイト、偽アカウント、偽広告にご注意ください

株予報/株予報Pro等の当社サービスを装ったり、当社の名を騙った偽サイト、偽アカウント、偽広告が確認されております。

偽サイト及び偽アカウントは、不正サイトへの誘導、個人情報の取得及び悪用、投資詐欺に遭う可能性がございますのでアクセスされないようにご注意ください。

当社では投資勧誘は行っておりません。LINEなどのSNSを利用した投資詐欺にご注意ください。

株予報 トレンドシグナル ®

2026/06/30 15:30 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

買い   2,250 銘柄
925 銘柄   売り
 
 
 
9983 ファーストリテ 売り転換
8001 伊藤忠商事 買い転換
9432 NTT 買い転換
7011 三菱重工業 売り転換
9433 KDDI 買い転換



注目コラムランキング

 
本情報の正確性には万全を期しておりますが、情報は変更になる場合があります。 また、第三者による人為的改ざん、機器の誤作動などの理由により本情報に誤りが生じる可能性があります。 本情報は、情報の提供のみを目的としており、金融商品の販売又は勧誘を目的としたものではありません。 投資にあたっての最終決定は利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 本情報に基づいて行われる判断について、株式会社アイフィスジャパンは一切の責任を負いません。 なお、本情報の著作権は、株式会社アイフィスジャパン及び情報提供者に帰属します。 TOPIX及び東証業種別株価指数の指数値及びそれらに係る標章又は商標は、株式会社JPX総研又は株式会社JPX総研の関連会社の知的財産です。 本情報の転用、複製、販売等の一切を固く禁じております。
IFIS