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ホリイフード Research Memo(2):CCH傘下に入り経営改革を推進、収益力向上で成長局面を迎える

*11:02JST ホリイフード Research Memo(2):CCH傘下に入り経営改革を推進、収益力向上で成長局面を迎える
■会社概要

1. 会社概要
ホリイフードサービス<3077>は茨城県水戸市に本社を置き、北関東・首都圏及び東北を中心に飲食店を展開する外食企業である。1983年3月に茨城県ひたちなか市で設立され、同年4月に(株)村さ来本社(現 焼肉坂井ホールディングス<2694>)の「村さ来」フランチャイズ(FC)店舗開業により事業を開始した。その後、居酒屋業態を軸に店舗網を拡大し、「忍家」「ご馳走本舗 益益」(以下、「益益」)「常陸之國 もんどころ」(以下、「もんどころ」)「牛タン うま囲」(以下、「うま囲」)などの自社業態を開発する一方、「はなまるうどん」「大阪王将」「赤から」などFC業態へと領域を広げてきた。茨城県を基盤として栃木県、埼玉県、千葉県、福島県、宮城県、東京都、神奈川県などへ出店地域を広げ、地域特性や顧客ニーズに応じた多業態展開を強みとして成長してきた経緯がある。

一方、近年はコロナ禍による外食需要の低迷や、原材料価格・人件費・光熱費などの上昇、不採算店舗の存在などにより、業績が悪化していた。こうしたなか、2024年9月にCCHの傘下に入り、CCHグループの一員となった。以降は、既存店の収益改善、不採算店舗の整理、メニュー及び価格の見直し、DXの推進、新業態の開発、M&Aによる事業領域と展開地域の拡大など、経営改革を本格化している。2026年11月期中間期は売上高3,056百万円、営業利益345百万円を計上し、収益力は大幅に改善した。現在はCCHグループの経営資源を活用しながら成長基盤の再構築を進めており、収益力の大幅な改善とともに本格的な成長局面を迎えている。

2. CCHグループの概要
CCHグループは2008年設立の事業創造型企業グループであり、「営業力」「マーケティング力」「ネットワーク」を競争優位性として、多様な業界で新たな事業を創出・育成してきた。グループ理念である「枠をこえたワクワクを。」の下、既存の業界や事業領域に囚われない事業展開を進めており、2025年11月期末時点で売上高約110億円、従業員数約550名規模の企業グループとなっている。

事業は、営業支援を中心としたセールステック事業、企業の採用活動を支援する採用ソリューション事業、データ分析や広告運用を通じて企業の集客を支援するデジタルマーケティング事業を中核として展開している。これらの事業を通じて培った営業・マーケティング・DXのノウハウをグループ内で横展開し、新規事業の創出やM&A後の企業価値向上につなげている。

同社の経営改革においても、CCHグループの強みであるマーケティング力が中核を担っている。従来の外食企業としての店舗運営ノウハウに加え、CCHグループが持つデータ分析、デジタルマーケティング、販促企画、営業支援などの知見を取り入れることで、既存店の収益改善、新業態の開発、ブランド戦略の再構築を進めている。単なる資本参加ではなく、CCHグループが培ってきたマーケティング手法を外食ビジネスへ展開している点に、グループ入りの大きな強みがある。実際に、グループ入り後は既存店の収益力向上に加え、インバウンド業態の育成やM&Aを活用した事業領域の拡大など、成長戦略が加速しており、同社の企業価値向上を支える重要な原動力となっている。

3. 沿革
同社は1983年に茨城県ひたちなか市で創業し、「村さ来」のFC店舗を第1号店として外食事業を開始した。その後は、居酒屋業態を中心に店舗網を拡大するとともに、「忍家」「もんどころ」「うま囲」などの自社ブランドを育成し、地域特性に合わせた多業態展開を進めてきた。また、「大阪王将」「はなまるうどん」「赤から」などの有力ブランドともFC契約を締結し、自社業態とFC業態を組み合わせることで事業領域を広げてきた。出店エリアも茨城県を中心とした北関東から首都圏・東北へと拡大し、地域密着型の総合飲食企業としての事業基盤を構築している。この間に、2007年4月にジャスダック証券取引所に株式上場を果たし、2013年7月の東京証券取引所・大阪証券取引所統合を経て、2022年4月の市場再編時には東京証券取引所スタンダード市場へ移行している。

近年は、新業態の開発や業態転換を積極的に進めるとともに、2024年9月にCCHのグループ入りを果たしたことが大きな転機となった。その後は、グループのマーケティング力を活用した既存店改革や新規出店を推進するとともに、2025年にはセイコーポレーション、2026年には鮨桝食品を子会社化するなど、M&Aを通じて事業領域を拡大している。創業以来培ってきた多業態展開のノウハウに加え、CCHグループの経営資源を取り込むことで、新たな成長ステージへの移行を進めている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 中西 哲)



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