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株式会社スカラ×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(4)

*09:44JST 株式会社スカラ×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(4)
スカラ<4845>

■スカラ 新田様
ありがとうございます。こちらもスライドでご説明します。「HATO社買収によるオムニチャネル化」と記載しております。
まずHATO社は、リアル店舗でトレーディングカードの販売を行っている会社です。一方の「遊々亭」は、当社子会社であるスカラプレイスが運営するECサイトで、実店舗を持たずEC専業で販売を続けてきました。この両者を掛け合わせ、オムニチャネル化を目指します。
TCGビジネスの生命線は仕入れ力です。仕入れを強化することが、より良い販売につながります。仕入れの共通化を進めるほか、なかなか手に入らない商材の仕入れ力を高めることができます。それをECサイトで販売する、あるいはECサイト側には買い取りも多数寄せられますので、それを店舗で販売するといったことも可能になります。こうしたオムニチャネルを実現することで、さらなるマーケット拡大が目指せると考えています。
HATO社について簡単にご紹介しますと、「トレカサンライズ」というブランドで、大阪を中心に東京、福岡、兵庫、広島、長野といった都市に実店舗を展開しており、今後も出店計画を控えています。現在は7店舗で、子会社化して運営しております。
HATO社の業績を見ますと、5億円、8億円、6億円と多少の凹凸はありますが、2026年6月期以降は非常に伸びを見せており、売上高は2桁億円に迫る、あるいは超えていく水準になってきています。営業利益も現在は1桁の百万円台ですが、これが2桁の百万円台になっていくという見立てがあり、非常にシナジーの高いM&Aができたと考えています。
シナジーについても記載しておりますが、グループ内にIT技術がありますので、これを活用して生産性を高める動きが取りやすいことが1つです。もう1つが在庫連携で、これは先ほど申し上げたとおりです。さらに、ネット専業のスカラプレイス(遊々亭)とリアル店舗のHATO社とで業務内容を共有することにより、従業員が多様な経験を積めるようになり、採用・育成・キャリアパスを通じた組織力の向上も見込んでいます。
TCG事業は現在、30億円近い売上を達成しています。この数字を大きく引き上げ、より中核のグループ会社として位置付けていきたいと考えています。

●DAIBOUCHOU
ありがとうございます。既存のTCG企業に比べるとHATO社は利益率が比較的低いので、その向上も期待できそうでしょうか。

■スカラ 新田様
はい、十分に改善が見込める状況です。HATO社はこれまで未上場会社として運営されてきましたが、今後は上場会社のグループ会社となりますので、会計の手法やコスト改善のノウハウをしっかりと入れていきたいと考えています。その結果、2桁の百万円以上の営業利益を出せる見込みが立っています。現在のTCG事業全体の利益率とはまだギャップがありますが、近づけていきたいと考えています。

●DAIBOUCHOU
承知しました。ありがとうございます。次に、テラ社の買収については、既存のAI SaaS、AI BPOとのクロスセルなどシナジー効果が期待できますが、どの程度の業績インパクトが期待できますでしょうか。

■スカラ 新田様
ありがとうございます。こちらのスライドでご説明します。まず、テラ社自体の業績を右の表に記載しております。途中で決算期変更もあったため数字がやや不揃いですが、2025年12月期で見ますと、売上高9億6,000万円、営業利益1億8,000万円と、営業利益率20%近くを出している会社です。
この構造は現在も続いており、特に月額ストックを中心とした売上形態で、ストック収益比率は6割程度と伺っています。非常に堅実かつ安定的なビジネスモデルを持つ会社です。したがって業績インパクトとしては、2025年12月期に近い水準を、9月1日からの連結開始により取り込んでいくことになります。
なお、今回80%取得とした理由ですが、リスクマネジメントの観点から段階取得としたためで、まずは80%という意思決定をいたしました。
左側の取得スキームについてですが、テラ社は創業30年以上のキャリアを持つ会社で、NTTドコモ様、KDDI様、ソフトバンク様、楽天モバイル様といった各社の製品を取り扱う携帯ショップで使われるシステムを提供しています。「TelephoneMaster」は在庫管理機能の付いたクラウドPOSシステムで、端末管理を中心にご利用いただいているもの、「M-navi」はお客様の接客管理を行うもの、さらに「ステラマップ」といった、店舗運営に必要なSaaSを月額モデルで展開している会社です。現在、約2,500店舗でご利用いただいています。
テラ社は他にも事業を行っておりますので、当社は今回、システムソリューション事業部のみを譲り受けています。それ以外の事業は新設会社へ移管する形とし、「TelephoneMaster」が属するシステムソリューション事業について、発行済株式の80%を取得いたしました。取得価額は、株式取得対価8億4,000万円にアドバイザリー費用等を加えた合計8億5,800万円です。残りの20%については段階的に取得を進めていく方針で、9月1日から連結開始となります。
当社が考えるテラ社の魅力は、POSシステムを保有していることだけではありません。30年間にわたって培った経験、実績データ、業務ノウハウこそが本質だと考えています。デューデリジェンスを通じて確信したのは、通信キャリアショップ、いわゆる窓口業務には非常に煩雑な業務フロー・ワークフローが存在し、それを30年以上にわたって支えてきたシステムと業務ノウハウの価値です。つまり、POSだけではなく、業務オペレーションの知見、顧客基盤、業務データにこそ価値があり、こうしたデータはまさにAIエージェントの源泉になるものだと考えています。

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