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株式会社スカラ×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(6)

*09:46JST 株式会社スカラ×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(6)
スカラ<4845>

■スカラ 新田様
ありがとうございます。まさに金利上昇局面と言われており、デットファイナンスについても慎重に検討している状況です。
現在地を申し上げますと、現金及び現金同等物は約47億円、有利子負債は約39億円ですので、ネットキャッシュは7.8億円程度の水準です。自己資本比率は45.8%となっています。
調達コストが上がる分、まずは利益がしっかりと出る会社であることが前提となります。そのうえで、先ほど申し上げたシナジー込みのリターンが調達コストを明確に上回る案件しか実行しません。営業利益率が高い会社、回収の目処が立つ会社といった観点に加え、中長期の資金繰り計画も含めて検討します。M&Aにあたっては、のれんという考え方もありますし、PPA、すなわち無形資産の評価とその償却も含め、かなり綿密にシミュレーションを行い、月次でどの程度の営業利益が出るのかを見極めます。そのうえで調達コストである金利と比較し、利益がそれを上回る案件しか実行しない、というのが1点目です。
2点目は、ストラクチャーによって初期投下を抑えることです。今回のテラ社の80%取得にもあるように、段階的に取得することで、ファイナンスに関するリスクを下げることを意識しています。
3点目は、資本効率の改善による内部資金の創出です。投資有価証券などの売却を通じた資金回収もこれまでかなり行ってまいりましたので、こうしたバランスシートの入れ替えによって成長投資の原資を作ることを意識しています。
エクイティ調達については、株価がかつてより低い水準にありますので、現時点では想定しておりません。今後も株主資本コストを意識した資本配分を継続しつつ、将来的にはエクイティ調達も選択肢として考えていきたいと思います。

●DAIBOUCHOU
ありがとうございます。次に、2028年6月期目標であるIFRS営業利益11億円について、事業ごとの利益配分想定は先ほどのスライドで拝見しましたが、新たなM&Aなども見込んでおられますでしょうか。

■スカラ 新田様
はい、一部見込んでおります。改めてスライドを映しますと、これがFY28の営業利益11億円の配分です。基本的にはDX事業、人材事業、TCG事業が主力ですが、それぞれのなかに一部M&Aを織り込んでいます。
まずDX事業は、現在の実績からすると1.8億円程度の乖離がありますが、今回のテラ社の連結はもちろん、オーガニックの成長にM&Aによる成長を加えることで、6.2億円の実現は十分に届く数字だと認識しています。
次に人材事業です。こちらも2億8,000万円の営業利益を目標としており、現在のギャップは1億5,000万円程度です。M&Aももちろん意識しつつ、既存ビジネスでも拠点を増やす取り組みや、新たなビジネスへの挑戦も進めておりますので、こちらも十分に届く数字だと理解しています。
TCG事業については、足元で急激に伸びているトレンドがあり、前期の3億5,300万円から5億円ということで1.5億円程度のギャップとなりますが、今回のHATO社のM&A効果とオーガニックの成長を含めれば、2年で1億5,000万円を積み増すことは十分に達成可能な数字だと考えています。
もともと当社が策定した中期経営計画の3カ年は、最低限ここには必ず到達したいという水準で作った数字です。当然、私としてはできれば上方修正を出したい、そうしたリリースを出せるようにしたいという熱量で取り組んでおりますので、まずはしっかりと超えていきたい通過点だと意識しています。

●DAIBOUCHOU
ありがとうございます。次に、Non-GAAP税引前利益の50%を配当とする方針を掲げておられますが、M&Aにも資金が必要です。株主還元と成長資金のバランスをどのようにお考えでしょうか。

■スカラ 新田様
ありがとうございます。こちらのスライドになりますが、おっしゃるとおり、当社の株主還元方針はNon-GAAP税引前利益の50%としております。前期は8.5円、8.5円の合計17円、今期は9円、9円の合計18円という配当予想を出させていただいております。
投資と配当のバランスについてですが、どちらか一方に偏るのは望ましくないと考えています。当社はこれまで配当にもかなり力を入れてきた歴史がございますので、うまくバランスを取ることが非常に重要だと考えています。
もちろんM&Aへの投資も必要ですが、こちらはデットファイナンス、そして将来的にはエクイティファイナンスをうまく組み合わせていきます。またM&Aについては、株式交換のようなスキームももちろんありますので、さまざまなファイナンススキームを駆使しながらしっかりと進めてまいります。そのうえで、利益が出る会社を前提にM&Aを行いますので、当然、配当原資も積み上がっていきます。この両立によって、これからもご期待に沿えるよう取り組んでいきたいと考えております。

●DAIBOUCHOU
ありがとうございます。今回、HATO社とテラ社が加わることで、Non-GAAP税引前利益が予想を上回れば、配当も増える可能性があるという理解でよろしいでしょうか。

■スカラ 新田様
そうですね。そこは慎重に検討させていただきたいと思っております。なお、税引前利益の考え方としては、特殊要因を除いた形で判断するという整理もございますので、そうした点も鑑みて適切に判断していきたいと考えています。

●DAIBOUCHOU
ありがとうございます。最後に、中期経営計画や業績の回復、再成長の方向性が十分に伝わらず、株価は下落傾向にあったと思います。足元では回復しつつあるとも見ておりますが、自己株式取得や株主優待といった株価対策の検討状況はいかがでしょうか。

株式会社スカラ×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(7)に続く



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