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ダイナパック Research Memo(6):2026年12月期業績見通しを上方修正、過去最高業績を連続更新へ

*14:36JST ダイナパック Research Memo(6):2026年12月期業績見通しを上方修正、過去最高業績を連続更新へ
■業績動向

3. 2026年12月期業績見通し
ダイナパック<3947>の2026年12月期の連結業績は、売上高で前期比11.8%増の75,000百万円、営業利益で同45.9%増の4,200百万円、経常利益で同35.1%増の4,800百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同6.9%増の3,400百万円となる見通し。中間期業績が計画を上回ったことから、通期業績についても売上高で2,000百万円、営業利益で1,100百万円、経常利益で1,200百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で900百万円の上方修正を行った。

売上高については、前第4四半期より連結化したHoang Haiが通年でフル寄与することや丸中紙工を新たに連結化したことに加えて、国内の既存事業も販売数量の増加や価格改定効果によって堅調推移が見込まれる。海外もTKTや中国子会社の増収が続くほか、前期に低迷した東南アジアも回復を見込んでいる。

利益面では、段ボール原紙メーカーが2026年に入って10%程度の値上げを実施するなど材料価格が上昇したが、価格改定や生産性向上によって吸収し、下期も2ケタ増益が続く見通しである。ただ、中東情勢の混迷長期化を背景とした原燃料価格等の高騰リスクや為替変動リスクもあるため保守的な計画としており、これらリスクが顕在化しなければ上振れする可能性が高い。海外事業会社についてはベトナムが主力となるため、ベトナム通貨に対して円高に振れるようだと、円換算した場合に下振れ要因となる。

また、親会社株主に帰属する当期純利益については、現時点で特別利益を見込んでいないため1ケタ増益見込みとなっているが、投資有価証券の売却について状況に応じて検討していく方針であることから、その動向次第で上振れする可能性もある。



■中期経営計画
中期経営計画の業績目標はM&A効果もあり大幅超過達成へ
1. 中期経営計画の進捗状況
同社はグループの2030年度の「ありたい姿」として、1)国内・海外ともに拠点近隣に根差した「特色ある事業力」を武器として、市場で存在感を示すこと、2)価値を生む仕事に喜びを感じ、使命感を持つ仲間が国地域・性別・人種を超えて活躍すること、3)高能率により高収益を計上し、高賃金を実現することの3点を掲げ、これらを実現していくための成長戦略を策定し、2024年12月期から2026年12月期までの3ヶ年の中期経営計画として発表した(2024年2月発表)。

積極的な成長投資(M&Aなど)により、事業基盤の強化と収益拡大を図るとともに、収益力に応じた株主還元施策(増配や自己株式取得など)によって企業価値向上を図ることを骨子とし、最終年度となる2026年12月期の経営数値目標として売上高700億円、営業利益30億円、営業利益率4.3%、ROE5.0%以上を掲げたが、既述のとおり当初目標を大幅に上回る見通しである。売上高については、国内における段ボール需要の回復やM&A効果が、営業利益については増収効果に加えて、生産性向上による原価率改善効果が上乗せ要因となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)




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