フィスコニュース


コーア商事HD Research Memo(4):2026年6月期は増収増益で、売上高・各段階利益とも過去最高を更新

*12:04JST コーア商事HD Research Memo(4):2026年6月期は増収増益で、売上高・各段階利益とも過去最高を更新
■コーア商事ホールディングス<9273>の業績動向

1. 2026年6月期の業績概要
2026年6月期の連結業績は、売上高で前期比6.1%増の24,678百万円、営業利益で同2.3%増の5,476百万円、経常利益で同2.7%増の5,521百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同3.0%増の3,748百万円と、増収増益となった。売上高は8期連続、営業利益以下の各段階利益は7期連続で過去最高を更新した。

期初予想比では、売上高が計画をやや下回ったが、これは主に原薬セグメントにおいて顧客の購入タイミングの影響や得意先の在庫調整等の影響を受けたためである。一方、各段階利益はすべて期初予想を超過した。ただ、前期の2ケタ増益に比べて増益率が低下したのは、賃上げや人員増に伴い人件費を中心に販管費が増加したためである。また、経常利益の増益率が営業利益の増益率を上回ったのは、営業外収益として助成金の計上や、為替の影響を抑えるために保有する外貨建て債券の利息等を計上したことによる。

以上から、営業利益率は22.2%、経常利益率は22.4%、親会社株主に帰属する当期純利益率は15.2%となった。各段階の利益率は前期比で若干低下したが、2024年6月期の水準を上回った。また、減価償却費は前期比11.1%減の614百万円、研究開発費は同0.7%減の152百万円であった。一方、設備投資額は蔵王第二工場の建設に伴い、同23.0%増の3,784百万円であった。


医薬品セグメントは利益横ばいながら、原薬セグメントは好調

2. 事業セグメント別動向
(1) 原薬セグメント
「抗生物質製剤」用原薬が顧客の購入タイミングの影響等により減少した一方で、 「アレルギー用薬」「中枢神経系用薬」等の原薬販売が堅調に推移した。2025年以降に上市した品目の市場浸透が進んだことに加え、ジェネリック医薬品の数量シェア拡大に伴い取引量が増加したこと等によるものだ。得意先を開拓した成果が表れたといえる。以上から、売上高は16,958百万円(前期比6.5%増)、営業利益(セグメント間取引の消去及び全社費用の控除前、以下同)は3,312百万円(同3.0%増)であった。なお、売上高には、セグメント間の内部売上高(内販)1,241百万円を含む。営業利益率は、人件費の増加等により19.5%(同0.7ポイント低下)となった。

(2) 医薬品セグメント
本社工場で主力製品の錠剤が競合の参入等により減少した一方で、蔵王工場でプレフィルドシリンジ製剤や抗がん剤のバイアル製剤の販売が堅調に推移したこと等により増収だったが、利益は人件費の増加などから横ばいにとどまった。売上高は8,961百万円(前期比3.4%増)、営業利益は2,123百万円(同0.6%減)であった。また、営業利益率は23.7%(同1.0ポイント低下)となった。なお、医薬品セグメントの営業利益率が相対的に高いのは、医薬品の品目を集約しており、生産効率が高いことが一因である。


財務の安全性・収益性はプライム上場企業の平均を大きく上回る

3. 財務状況
2026年6月期末の財務状況は、資産合計が前期末比3,417百万円増の39,532百万円となった。主な増減要因は、建設仮勘定の増加3,348百万円、現金及び預金の増加2,291百万円、投資有価証券の増加1,480百万円等があった一方で、電子記録債権の減少3,285百万円があったことによる。なお、流動資産に含まれる電子記録債権は、受取手形及び売掛金とともに、売上債権を構成する。棚卸資産は、商品及び製品、仕掛品、原材料及び貯蔵品の合計である。また、有形固定資産に含まれる建設仮勘定は、建設中の固定資産の取得原価を一時的に記録する資産勘定である。投資その他資産の増加は、為替変動の影響抑制のために購入した外貨建て分割償還債券によるものだ。

負債合計は前期末比358百万円増の8,352百万円となった。主な増減要因は、短期借入金の増加 1,220百万円があった一方で、電子記録債務の減少277百万円、支払手形及び買掛金の減少275百万円、長期借入金の減少269百万円があったことによる。長期借入金、短期借入金を合計した借入金は、同870百万円増の3,321百万円となった。純資産は同3,059百万円増の31,180百万円となった。これは主に、利益剰余金の増加3,074百万円による。

自己資本比率は78.9%(前期末比1.0ポイント上昇)となり、プライム市場に上場する全産業平均(2026年3月期)の34.3%を大きく上回る高い安全性を確保している。流動比率も364.4%と高く、短期的に支払いが必要な負債に対して十分な支払い能力を有している。収益性の面では、ROAは14.6%、ROEは12.6%で、プライム市場に上場する全産業平均の4.7%、9.4%を上回り、高い収益性も兼ね備えていると評価できる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)



<HN>



 
【重要】株予報/株予報Proを装った偽サイト、偽アカウント、偽広告にご注意ください

株予報/株予報Pro等の当社サービスを装ったり、当社の名を騙った偽サイト、偽アカウント、偽広告が確認されております。

偽サイト及び偽アカウントは、不正サイトへの誘導、個人情報の取得及び悪用、投資詐欺に遭う可能性がございますのでアクセスされないようにご注意ください。

当社では投資勧誘は行っておりません。LINEなどのSNSを利用した投資詐欺にご注意ください。

株予報 トレンドシグナル ®

2026/09/29 15:30 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

買い   1,496 銘柄
1,593 銘柄   売り
 
 
 
8306 三菱UFJFG 売り転換
7203 トヨタ自動車 売り転換
9984 ソフトバンクG 売り転換
8316 三井住友FG 売り転換
6098 リクルートH 売り転換



 
本情報の正確性には万全を期しておりますが、情報は変更になる場合があります。 また、第三者による人為的改ざん、機器の誤作動などの理由により本情報に誤りが生じる可能性があります。 本情報は、情報の提供のみを目的としており、金融商品の販売又は勧誘を目的としたものではありません。 投資にあたっての最終決定は利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 本情報に基づいて行われる判断について、株式会社アイフィスジャパンは一切の責任を負いません。 なお、本情報の著作権は、株式会社アイフィスジャパン及び情報提供者に帰属します。 TOPIX及び東証業種別株価指数の指数値及びそれらに係る標章又は商標は、株式会社JPX総研又は株式会社JPX総研の関連会社の知的財産です。 本情報の転用、複製、販売等の一切を固く禁じております。
IFIS