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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は6日続伸、上値の重い展開
2025/06/04 10:19
*10:19JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は6日続伸、上値の重い展開
【ブラジル】ボベスパ指数 137546.27 +0.56%
3日のブラジル株式市場は5日ぶりに反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比0.56%(759.61ポイント)高の137546.27で引けた。日中の取引レンジは136,174.84-137,672.31となった。
朝方は軟調な展開を示したが、その後は上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、原油価格の上昇も資源セクターの買い手掛かりとなった。ほかに、米中間の関税交渉の進展期待などが指数をサポートした。
【ロシア】MOEX指数 2834.06 +0.16%
3日のロシア株式市場は6日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比0.16%(4.39ポイント)高の2834.06となった。日中の取引レンジは2,807.63-2,835.39となった。
軟調な展開が続いた後は終盤プラス圏を回復した。経済指標の改善が引き続き支援材料となったほか、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、指数の上値は重い。ウクライナ紛争情勢が再び緊迫化していることが警戒された。また、連日の上昇で高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。
【インド】SENSEX指数 80737.51 -0.78%
3日のインドSENSEX指数は3日続落。前日比636.24ポイント安(-0.78%)の80737.51、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同174.10ポイント安(-0.70%)の24542.50で取引を終えた。
朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。成長鈍化観測が警戒された。野村インターナショナルは最新リポートで、2025年度のインドの成長率が前年度の6.5%から6.2%に鈍化するとの見方を示した。また、米印間のエネルギー貿易が価格と輸送問題に直面しているとの指摘も、インフレ加速懸念を高めた。
【中国本土】上海総合指数 3361.98 +0.43%
休場明け3日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比14.49ポイント高(+0.43%)の3361.98ポイントと反発した。
投資家心理がやや上向く流れ。米中対立の警戒感が薄れつつあることや、中国の政策に対する期待感が相場を支えている。貿易問題を巡る米中対立が懸念される中、米ホワイトハウスの報道官は2日、トランプ米大統領が週内に中国の習近平・国家主席と会談する可能性が高いと述べた。また、中国景況感の悪化が続いていることを背景に、当局は追加の景気対策を打ち出すとの観測も広がっている。取引時間中に発表された民間集計による5月の財新・中国製造業PMIは48.3に低下し、予想(50.7)外に景況判断の境目となる50を8カ月ぶりに割り込んだ。先週末に公表された5月の製造業PMI(国家統計局などによる)に関しても、節目の50を依然下回っている。ただ、上値は限定的。米中協議の進ちょくを見極めたいとするムードも漂っている。
<AK>
【ブラジル】ボベスパ指数 137546.27 +0.56%
3日のブラジル株式市場は5日ぶりに反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比0.56%(759.61ポイント)高の137546.27で引けた。日中の取引レンジは136,174.84-137,672.31となった。
朝方は軟調な展開を示したが、その後は上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、原油価格の上昇も資源セクターの買い手掛かりとなった。ほかに、米中間の関税交渉の進展期待などが指数をサポートした。
【ロシア】MOEX指数 2834.06 +0.16%
3日のロシア株式市場は6日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比0.16%(4.39ポイント)高の2834.06となった。日中の取引レンジは2,807.63-2,835.39となった。
軟調な展開が続いた後は終盤プラス圏を回復した。経済指標の改善が引き続き支援材料となったほか、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、指数の上値は重い。ウクライナ紛争情勢が再び緊迫化していることが警戒された。また、連日の上昇で高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。
【インド】SENSEX指数 80737.51 -0.78%
3日のインドSENSEX指数は3日続落。前日比636.24ポイント安(-0.78%)の80737.51、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同174.10ポイント安(-0.70%)の24542.50で取引を終えた。
朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。成長鈍化観測が警戒された。野村インターナショナルは最新リポートで、2025年度のインドの成長率が前年度の6.5%から6.2%に鈍化するとの見方を示した。また、米印間のエネルギー貿易が価格と輸送問題に直面しているとの指摘も、インフレ加速懸念を高めた。
【中国本土】上海総合指数 3361.98 +0.43%
休場明け3日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比14.49ポイント高(+0.43%)の3361.98ポイントと反発した。
投資家心理がやや上向く流れ。米中対立の警戒感が薄れつつあることや、中国の政策に対する期待感が相場を支えている。貿易問題を巡る米中対立が懸念される中、米ホワイトハウスの報道官は2日、トランプ米大統領が週内に中国の習近平・国家主席と会談する可能性が高いと述べた。また、中国景況感の悪化が続いていることを背景に、当局は追加の景気対策を打ち出すとの観測も広がっている。取引時間中に発表された民間集計による5月の財新・中国製造業PMIは48.3に低下し、予想(50.7)外に景況判断の境目となる50を8カ月ぶりに割り込んだ。先週末に公表された5月の製造業PMI(国家統計局などによる)に関しても、節目の50を依然下回っている。ただ、上値は限定的。米中協議の進ちょくを見極めたいとするムードも漂っている。
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