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9日の香港市場概況:香港市場は3日続伸、ハンセン指数は約3年11カ月ぶりの高水準

*18:39JST 9日の香港市場概況:香港市場は3日続伸、ハンセン指数は約3年11カ月ぶりの高水準
9日の香港市場は3日続伸。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比304.22ポイント(1.19%)高の25938.13ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が120.74ポイント(1.32%)高の9242.40ポイントで引けた。ハンセン指数は2021年10月以来、約3年11カ月ぶりの高値を回復した。売買代金は2940億3290万香港ドル(約5兆5484億円)となった。

米国の早期利下げ観測が強まり、世界的な株式市場の投資家心理が改善したことが背景となった。外部環境は依然として地政学リスクや景気指標への警戒が残るが、買い意欲が優勢となった。一方で、米国経済の先行きや中国経済統計を控えた慎重姿勢も一部で意識され、上値を追う動きには限界があった。

もっとも、中国当局による景気刺激策への思惑が下支えとなり、時価総額の大きいインターネット関連株を中心に買いが膨らんだ。

ハンセン指数の構成銘柄では、ネット関連を中心に買いが優勢となった。アリババ(9988/HK)が3.5%高、京東集団(9618/HK)が3.1%高、シャオミ(1810/HK)が2.6%高といった大型ネット株が上昇し、ハンセン指数をけん引した。

加えて、JDヘルス(6618/HK)が6.5%高、クラシード(1209/HK)が5.6%高、クアイショウ(1024/HK)が4.2%高なども買われ、投資家心理を改善させた。米国の利下げ観測や中国当局による景気刺激策への期待が追い風となった。

半面、医薬品関連の下げが目立った。ウーシー・バイオロジクス(2269/HK)が3.7%安、CSPC製薬集団(1093/HK)が3.2%安、無錫薬明康徳(2359/HK)が3.0%安となり、セクター全体で売りが広がった。一部報道によると、医薬品規制に関する先行き不透明感が投資家心理を冷やしたとの見方がある。さらに、エネルギー分野の一部でも軟調な展開となった。中国石油天然気(857/HK)が2.4%安、中国アルミニウム(1378/HK)が2.9%安、京東物流(2618/HK)が2.0%安といった銘柄が下落し、セクター全体の重荷となった。

中国本土市場は3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は前日比0.51%安の3807.29ポイントで取引を終了した。ハイテク株の下落が指数の下げを主導。エネルギー、医薬、食品なども売られた。一方、金鉱株や不動産、金融株などが高い。



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2025/09/11 15:30 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

買い   1,217 銘柄
1,933 銘柄   売り
 
 
 
8306 三菱UFJFG 売り転換
9984 ソフトバンクG 買い転換
8316 三井住友FG 売り転換
8766 東京海上H 売り転換
6503 三菱電機 買い転換



 
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