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概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は小反発、米金融緩和サイクルの入り観測を好感
2025/09/22 11:24
*11:24JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は小反発、米金融緩和サイクルの入り観測を好感
【ブラジル】ボベスパ指数145865.11 +0.25%
19日のブラジル株式市場は小反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比365.62ポイント高(+0.25%)の145865.11で引けた。日中の取引レンジは145,495.55-146,398.77となった。
終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を再び縮小させた。米金融緩和サイクルに入ったとの観測が好感され、買いは優勢となった。一方、指数の上値は重い。国内の利下げが見送られたことが嫌気された。ブラジル中央銀行は19日日本時間未明、政策金利であるセリック金利を市場予想通り年15.00%に据え置いた。また、原油価格の下落も資源セクターの足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 2748.06 -1.63%
19日のロシア株式市場は続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比45.52ポイント安(-1.63%)の2748.06となった。日中の取引レンジは2,745.40-2,794.33となった。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。ウクライナ情勢の緊迫化を受け、リスク回避の売りは広がった。また、デフレ懸念の高まりも圧迫材料。8月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比で前月のマイナス0.3%からマイナス0.4%に拡大した。ほかに、原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かりとなった。
【インド】SENSEX指数 82626.23 -0.47%
19日のインド株式市場は4日ぶり反落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比387.73ポイント安(-0.47%)の82626.23、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同96.55ポイント安(-0.38%)の25327.05で取引を終えた。
売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、国内総生産(GDP)の先行指標だと言われている主要8業種の生産高が週明け22日に発表されるため、見極めるムードも強まった。
【中国】上海総合指数は3820.09 -0.30%
19日の中国本土市場は続落。主要指標の上海総合指数が前日比11.57ポイント安(-0.30%)の3820.09ポイントと続落した。
持ち高調整の売り圧力が週末を前に強まり,一時プラス圏に浮上したものの,米中首脳間の電話協議を控えた警戒感から方向感が定まらなかった。特に国有銀行株が下落し,全体の重しとなった。加えて,投資家心理にネガティブな不確実性が残っていた。市場を支えた要因としては,中国政府の政策スタンス維持期待や財政・規制の急変なしという見方が背景にあり,一部セクターで底堅さが見られた。しかしながら,持ち高圧力と協議前の様子見で相場全体の上値追いは限られた。
<AK>
【ブラジル】ボベスパ指数145865.11 +0.25%
19日のブラジル株式市場は小反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比365.62ポイント高(+0.25%)の145865.11で引けた。日中の取引レンジは145,495.55-146,398.77となった。
終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を再び縮小させた。米金融緩和サイクルに入ったとの観測が好感され、買いは優勢となった。一方、指数の上値は重い。国内の利下げが見送られたことが嫌気された。ブラジル中央銀行は19日日本時間未明、政策金利であるセリック金利を市場予想通り年15.00%に据え置いた。また、原油価格の下落も資源セクターの足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 2748.06 -1.63%
19日のロシア株式市場は続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比45.52ポイント安(-1.63%)の2748.06となった。日中の取引レンジは2,745.40-2,794.33となった。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。ウクライナ情勢の緊迫化を受け、リスク回避の売りは広がった。また、デフレ懸念の高まりも圧迫材料。8月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比で前月のマイナス0.3%からマイナス0.4%に拡大した。ほかに、原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かりとなった。
【インド】SENSEX指数 82626.23 -0.47%
19日のインド株式市場は4日ぶり反落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比387.73ポイント安(-0.47%)の82626.23、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同96.55ポイント安(-0.38%)の25327.05で取引を終えた。
売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、国内総生産(GDP)の先行指標だと言われている主要8業種の生産高が週明け22日に発表されるため、見極めるムードも強まった。
【中国】上海総合指数は3820.09 -0.30%
19日の中国本土市場は続落。主要指標の上海総合指数が前日比11.57ポイント安(-0.30%)の3820.09ポイントと続落した。
持ち高調整の売り圧力が週末を前に強まり,一時プラス圏に浮上したものの,米中首脳間の電話協議を控えた警戒感から方向感が定まらなかった。特に国有銀行株が下落し,全体の重しとなった。加えて,投資家心理にネガティブな不確実性が残っていた。市場を支えた要因としては,中国政府の政策スタンス維持期待や財政・規制の急変なしという見方が背景にあり,一部セクターで底堅さが見られた。しかしながら,持ち高圧力と協議前の様子見で相場全体の上値追いは限られた。
<AK>




