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9日の香港市場概況:ハンセン指数は4日続落、利益確定売りが優勢

*18:27JST 9日の香港市場概況:ハンセン指数は4日続落、利益確定売りが優勢
9日の香港市場は、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比76.87ポイント(0.29%)安の26752.59ポイントと4日続落する一方、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は6.26ポイント(0.07%)高の9530.13ポイントと4日ぶりに反発した。

人工知能関連を中心に上昇が続いていたテック株に利益確定売りが強まり、相場の重荷となった。中国本土市場が10年ぶりの高値を付ける場面を受けて一時は買いが広がったが、大引けにかけてネット関連など時価総額の大きい銘柄に売りが優勢となり、指数を押し下げた。

ハンセン指数の構成銘柄では、製薬セクターが大きく売られた。シノ・バイオファーマシューティカル(1177/HK)が7.5%安、ハンソー・ファーマシューティカル(3692/HK)が6.7%安、CSPCファーマシューティカル(1093/HK)が4.3%安と急落した。医薬品規制強化や収益性悪化への懸念が背景にあり、バイオ関連株全般に売りが波及した。さらにウーシー・バイオロジクス(2269/HK)が2.5%安も下げを主導し、セクター全体の投資家心理を冷やした。

金融株も軟調で、HSBCホールディングス(0005/HK)が5.8%安、中国工商銀行(1398/HK)が0.9%安と下落した。特にHSBCは大口投資家による利益確定売りが観測され、指数を押し下げた。他にAIAグループ(1299/HK) 0.7%安なども軟調で、金融セクター全体の重荷となった。ほかに、ネット関連ではアリババ(9988/HK)が2.4%安、京東健康(6618/HK)が4.5%安と売りがかさんだ。

反面、上昇が目立ったのは銀行や資源関連株だった。ハンセン銀行(0011/HK)が25.9%高と急伸し、業績見通し改善や配当期待が材料視された。資源株ではズージン・マイニング(2899/HK)が5.2%高、中国アルミ(1378/HK)が3.1%高と堅調。さらにレノボ・グループ(0992/HK)が7.3%高、クアイショウ(1024/HK)が3.6%高とテクノロジー株の一角にも買いが入り、相場下支え要因となった。

大型連休明けの本土市場は3営業日続伸。主要指標の上海総合指数は前営業日比1.32%高の3933.97ポイントで取引を終了した。非鉄金属や金鉱株が高い。インフラ関連、ハイテク、エネルギー、公益、建材、金融の一角なども買われた。半面、不動産や消費関連などは安い。



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2025/10/09 15:30 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

買い   747 銘柄
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9984 ソフトバンクG 買い転換
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6701 日本電気 売り転換
8801 三井不動産 売り転換
4578 大塚H 買い転換



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