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18日の香港市場概況:ハンセン指数は3日続落、ハイテク株に調整傾向

*18:32JST 18日の香港市場概況:ハンセン指数は3日続落、ハイテク株に調整傾向
18日の香港市場は3日続落。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比454.25ポイント(1.72%)安の25930.03ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が153.56ポイント(1.65%)安の9174.84ポイントで引けた。

ハンセン指数はこの日、約3週ぶりの安値水準を付けた。米国株安の余波とともに、ハンセン指数の3日続落を映し投資家のリスク回避姿勢が顕著になった。特に、テクノロジーセクターの割高感が警戒され、グローバルなハイテク株の調整傾向が地域市場にも波及した。一方で、中国と主要国・地域との国際摩擦の深刻化が資金流出を促し、香港市場における対中本土系資産への信頼感低下を招いた。加えて、指数が心理的節目の2万6000を下回ったことが売りの自律反応をさらに加速させた。

ハンセン指数の構成銘柄では、素材関連セクターの下げが目立ち、中国宏橋(1378/HK)が5.9%安、紫金鉱業集団(2899/HK)が4.4%安、中国中信(0267/HK)が3.9%安と急落した。国際商品市況の軟化に加え、景気減速に伴うインフラ投資の減退観測が売りを誘発した。また、不動産株では恒基地産(0012/HK)が2.8%安、新鴻基地産(0016/HK)が2.3%安と軟調。金利環境の不透明感や販売低迷が引き続き重荷となった。

金融・保険セクターも軟調で、平安保険(2318/HK)が2.5%安、中国人寿保険(2628/HK)が3.6%安、AIAグループ(1299/HK)が3.4%安と大きく下げた。米国金利の先高観に伴う運用環境の悪化や、中国本土経済の不確実性が売り材料となった。その他、テクノロジー関連も総じて軟調で、アリババ(9988/HK)や美団(3690/HK)も下落圏で推移した。

反面、上昇が目立ったのは一部のエネルギー・通信関連で、中石化(0386/HK)が0.2%高、中通快逓(2057/HK)が0.2%高と小幅ながら反発した。また、中芯国際集成電路製造(0981/HK)が1.4%高、携程集団(9961/HK)が1.6%高としっかりした動き。前者は半導体需給改善期待、後者は旅行関連消費の回復基調が支援材料となった。

本土市場も3日続落。主要指標の上海総合指数は前日比0.81%安の3939.81ポイントで取引を終了した。



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