業績トピックス
2023/03/16 15:00
三井住友建設
(1821)
2023年3月期連結本決算経常見通し下方修正、赤字予想に。
【業績予想/決算速報】三井住友建設<1821>が3月16日に発表した業績予想によると、2023年3月期本決算の経常損益は前回予想(5,500百万円)から下方修正され、13,000百万円の赤字になる見通し。因みに直前のIFISコンセンサスでは4,000百万円を予想している。
決算期 | 月数 | 区分 | 発表日 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
202203 本 | 12 | 会社実績 | 2022/05/11 | 403,275 | -7,459 | -8,340 | -7,022 | |
202303 本 | 12 | 会社予想 | 2023/03/16 | 455,000 | -12,500 | -13,000 | -20,500 | |
202303 本 | 12 | 従来予想 | 2023/02/08 | 455,000 | 7,500 | 5,500 | 2,000 | |
202303 本 | 12 | コンセンサス | 2023/03/15 | 457,000 | 6,000 | 4,000 | 1,500 | |
202303 Q4 | 3 | コンセンサス | 2023/03/15 | 123,628 | 4,104 | 2,097 | 1,225 | |
※単位は百万円、:今回会社から発表された内容
1.工事損失の計上当社が現在施工中の国内大型建築工事において、新たに以下の事象が発生したことから、対応する費用として、当連結会計年度に工事損失引当金繰入額を.. 全文を読む
1.工事損失の計上当社が現在施工中の国内大型建築工事において、新たに以下の事象が発生したことから、対応する費用として、当連結会計年度に工事損失引当金繰入額を含む169億円の損失を追加で計上する見込みとなりました。当該工事は、既存施設に近接する中での大深度地下工事を伴う難度の高い工事であり、当初の施工計画に対し、隣接構造物への変位を想定以上に小さく抑える必要が生じたことなどから大幅な工法の変更を余儀なくされたことにより2022年3月期において219億円の損失を計上しました。当連結会計年度においては、鋼材を中心とした資材価格等の上昇や、工事進捗に伴う施工計画の更なる見直しなどにより、想定外の多額な費用の発生が見込まれたため、2023年3月期第2四半期において62億円の損失を計上しております。今般、工場製作部材を使った急速施工工法を採用している地上躯体工事において、複雑な部材の施工図面作成の遅れにより製作工程が逼迫し、一部の部材が工場検査で不合格となり再製作となったことなどによって更なる工程遅延が発生しました。これを受けて、工場製作部材生産ラインの増強と品質確保のための追加費用、今後の工程回復費用等を見積もった結果、2023年3月期第2四半期に計上済みの62億円に加え、169億円の損失を追加で計上する見込みとなりました。工事関係者並びに株主をはじめとした当社ステークホルダーの皆様に、大変なご心配とご迷惑を重ねておかけすることとなり、深くお詫び申し上げます。2.繰延税金資産の取崩し当期及び今後の業績動向を踏まえ、繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討した結果、2023年3月期連結決算及び個別決算において、繰延税金資産約43億円を取り崩し、法人税等調整額に計上する見込みとなりました。<個別業績予想>利益につきましては、上記の国内大型建築工事における169億円の工事損失の追加計上が主な要因です。これに加え、一部の国内建築工事において、労務需給の逼迫等により工程進捗が遅れたことに伴う工程回復費用の発生や、建設資機材価格の高騰の影響を受けたことなどにより工事原価が増加し、建築工事の完成工事総利益が大幅に減少する見込みとなりました。また繰延税金資産の一部を取り崩し、法人税等調整額を計上する見込みとなったことなどにより、営業損失175億円、経常損失165億円、当期純損失215億円となる見込みです。<連結業績予想>主に個別業績予想の修正に伴い修正するものです。| 閉じる