業績トピックス
2024/11/13 17:00
UTG
(2146)
2025年3月期連結本決算経常見通し下方修正。30.8%減益を予想。
【業績予想/決算速報】UTグループ<2146>が11月13日に発表した業績予想によると、2025年3月期本決算の経常損益は前回予想(13,500百万円)から下方修正され、30.8%減益の6,500百万円になる見通し。因みに直前のIFISコンセンサスでは11,677百万円を予想している。
決算期 | 月数 | 区分 | 発表日 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | |
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202403 本 | 12 | 会社実績 | 2024/05/14 | 167,030 | 9,344 | 9,397 | 6,361 | |
202503 本 | 12 | 会社予想 | 2024/11/13 | 183,100 | 6,500 | 6,500 | 8,100 | |
202503 本 | 12 | 従来予想 | 2024/08/09 | 215,000 | 13,600 | 13,500 | 13,000 | |
202503 本 | 12 | コンセンサス | 2024/11/12 | 193,867 | 11,743 | 11,677 | 11,877 | |
202409 中 | 6 | コンセンサス | 2024/11/12 | 90,000 | 4,000 | 4,000 | 6,500 | |
202409 Q2 | 3 | コンセンサス | 2024/11/12 | 45,836 | 2,078 | 2,132 | 1,570 | |
202412 Q3 | 3 | コンセンサス | 2024/11/12 | 50,300 | 3,500 | 3,500 | 2,500 | |
※単位は百万円、:今回会社から発表された内容
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当連結会計年度の当初計画では、半導体関連メーカーの人材需要が下期に本格的に回復すること、自動車関連メーカーの生産の正常化が進んでいることから通年で堅調な人材需要が維持されることを織り込んでおりました。 上期実績として、マニュファクチャリング事業の半導体関連では、半導体の在庫調整局面が底を打ち、一部の半導体関連メーカーの人材需要が増加に転じたことに伴って、半導体関連の採用数の拡大に努めましたが、一部で採用が追い付かない状況がありました。自動車関連においては、一部自動車関連メーカーの生産調整の影響から低調な増員需要となったため、生産変動に連動しない人材需要を獲得するための営業活動を強めてまいりましたが、前述の影響を補うには至りませんでした。また、エリア事業では、期初からの営業活動の強化によって順調に新規求人案件を獲得し、採用数を引き上げていくことに注力しましたが、入社後のフォローや現場管理の点で十分な体制が築けず、入社初期の離職率が上昇する状況となりました。結果として、中核であるマニュファクチャリング事業、エリア事業ともに技術職社員数が当初計画を未達となったことを主因として、上期の連結売上高は当初計画を下振れて着地しました。 このような上期実績から下期の需要動向を精査したところ、半導体関連では当初計画に織り込んだ下期の回復ペースよりも人材需要が鈍くなることが想定され、加えて自動車関連では前述の生産調整の影響が波及し、下期の増員需要も当初計画を下回って推移する見込みとなりました。 他方、当社グループは、来期に想定する人材需要の回復局面に備え、月間2,000名採用の常態化への取り組みを進めております。2024年3月に過去最高の月間2,344名の採用を実現したのち、2024年7月及び9月には1,800名~1,900名水準の採用を達成し、採用数の水準は一段引き上げている状況です。しかしながら、常態化に向けては、マニュファクチャリング事業、エリア事業ともに入社後のフォローや現場管理、採用施策等において改善すべき一時的な内部課題を有しているため、当連結会計年度中はこれらの課題の解決に注力し、来期からの月間2,000名採用体制に盤石の備えをいたします。 以上を踏まえ、当連結会計年度の通期連結売上高予想を下方修正いたします。さらに、稼働時間等の停滞や採用施策に関連して売上総利益率が当初計画を下回ること、月間2,000名採用体制の確立に向けた募集費等の販売費及び一般管理費は当初計画水準で投下することから、各段階利益予想についても下方修正いたします。 なお、当社が目指す中期的な売上高成長に対しては大きく進捗が乖離する状況ではなく、足元では、在籍の拡大に伴う採用活動を含めたコスト効率の悪化を課題として捉えております。これに対して当期において打ち手を講じることで、強い収益基盤を構築し、さらなる収益力の向上を目指してまいります。※上記業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき当社で判断したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。| 閉じる