業績トピックス
2022/11/09 16:00
フマキラー
(4998)
2023年3月期連結本決算経常見通し下方修正。5.6%減益を予想。
【業績予想/決算速報】フマキラー<4998>が11月9日に発表した業績予想によると、2023年3月期本決算の経常損益は前回予想(2,930百万円)から下方修正され、5.6%減益の2,399百万円になる見通し。因みに直前のIFISコンセンサスでは2,600百万円を予想している。合せて発表された中間期の業績予想によれば、中間期前回予想(1,530百万円)から上方修正され、1,742百万円となる見通し。
決算期 | 月数 | 区分 | 発表日 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | |
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202203 本 | 12 | 会社実績 | 2022/05/13 | 52,729 | 2,183 | 2,541 | 1,391 | |
202303 本 | 12 | 会社予想 | 2022/11/09 | 64,850 | 2,064 | 2,399 | 961 | |
202303 本 | 12 | 従来予想 | 2022/08/09 | 64,800 | 2,500 | 2,930 | 1,870 | |
202303 本 | 12 | コンセンサス | 2022/11/08 | 63,000 | 2,300 | 2,600 | 1,270 | |
202209 中 | 6 | 会社予想 | 2022/11/09 | 34,527 | 1,530 | 1,742 | 583 | |
202209 中 | 6 | 従来予想 | 2022/08/09 | 30,900 | 1,400 | 1,530 | 830 | |
※単位は百万円、:今回会社から発表された内容
第2四半期業績予想の修正(連結業績)連結売上高につきましては、東南アジアやイタリアの海外子会社の売上が好調に推移したことや為替の影響等により前回発表予想を上.. 全文を読む
第2四半期業績予想の修正(連結業績)連結売上高につきましては、東南アジアやイタリアの海外子会社の売上が好調に推移したことや為替の影響等により前回発表予想を上回る見込みです。利益面では、原材料価格の高騰により売上原価は増加しましたが、売上増により粗利が増加したことなどにより、営業利益、経常利益はいずれも前回予想を上回る見込みです。一方で、個別業績において特別損失として役員退職慰労金を計上したことなどから、親会社株主に帰属する四半期純利益は前回発表予想を下回る見込みです。(個別業績)個別売上高につきましては、主力の殺虫剤・園芸用品が出荷の最盛期となる春先の気温が平年より低い日が続いたことに加えて、コロナ禍も落ち着きを見せて、前期までの巣籠り需要が反動減となったことから売上が減少いたしました。利益面につきましては、販管費の削減や受取配当金が増加した一方で、売上の減少に伴って粗利が減少し、加えて原材料価格の高騰、円安による仕入コストの上昇などにより原価率が上昇しました。また特別損失として役員退職慰労金を計上したことから、経常利益、四半期純利益は前回発表予想を下回る見込みです。通期業績予想の修正(連結業績)連結売上高につきましては、ほぼ前回発表どおりの見込みです。利益面につきましては、主に個別業績の影響に加えて、海外子会社等の業績を勘案しました結果、通期の業績予想を修正いたします。(個別業績)個別売上高につきましては、主力の殺虫剤の拡販を行ってまいりますが、上半期の落ち込みをカバーするまでに至らず前回発表予想を下回る見込です。利益面につきましては、円安による仕入コストのアップが引き続き見込まれること等から原価率が上昇することに加え、売上拡大による運送コストの増加など、販管費が増加することを見込んでいることから、経常利益、当期純利益は前回発表予想を下回る見込みです。2023年3月期の配当予想について2023年3月期の配当予想につきましては、厳しい利益見通しではありますが、株主の皆様に対して安定した配当を継続することが重要であると考え、据え置くこととし、年間1株あたり22円を予定しております。※上記の予想は、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の経済・事業環境の変動等の事業リスクや不確定要因により、予想数字と異なる場合があります。| 閉じる