業績トピックス
2023/04/28 15:01
大平洋金属
(5541)
2023年3月期連結本決算経常見通し下方修正、赤字幅拡大。
【業績予想/決算速報】大平洋金属<5541>が4月28日に発表した業績予想によると、2023年3月期本決算の経常損益は前回予想(-2,664百万円)より赤字幅が拡大し、4,960百万円の赤字になる見通し。因みに直前のIFISコンセンサスでは4,900百万円を予想している。
決算期 | 月数 | 区分 | 発表日 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | |
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202203 本 | 12 | 会社実績 | 2022/05/10 | 57,129 | 4,806 | 12,999 | 11,368 | |
202303 本 | 12 | 会社予想 | 2023/04/28 | 34,852 | -12,588 | -4,960 | -5,026 | |
202303 本 | 12 | 従来予想 | 2023/02/08 | 35,318 | -9,736 | -2,664 | -3,061 | |
202303 本 | 12 | コンセンサス | 2023/04/27 | 64,500 | -2,300 | 4,900 | 4,900 | |
※単位は百万円、:今回会社から発表された内容
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連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)及びウクライナ情勢は、国内外の景気へ引き続き影響を及ぼしており、経済の先行きは、依然不確実性が高い状態で推移しております。 数量面について、前連結会計年度末直前におけるフェロニッケル製造設備3基中1基の電気炉溶融物漏出事故の影響に加えて、ニッケル需給に緩みが見られること、また、ステンレス生産者は、生産コストを含めて価格優位性のあるニッケル銑鉄へ一部調達をシフトしており、ニッケル銑鉄の価格は当社の販売価格へも影響する環境になっていることから、一定の収益性を損なわない戦略的な数量の抑制へ方針をシフトしたため、前回公表計画とほぼ同程度を見込んでおります。 損益について、販売価格面では、前述のとおり、当社適用LMEニッケル価格と当社適用平均為替レートに加えてニッケル銑鉄の価格も一部参考とした価格水準としており、また、調達価格面では、フェロニッケル製品の主原料であるニッケル鉱石の価格及び世界的な資源高により原燃料や電力の価格は高水準に推移しており、価格面で大きな影響を与えることが見込まれます。 その他では、棚卸資産の簿価切下げ額を売上原価へ、特別利益では、電力会社の冬の節電チャレンジキャンペーン参加による電力使用量削減の特典として受取報奨金、特別損失では、電気炉溶融物漏出事故の復旧費用をそれぞれ計上する見込みとなりました。 感染症及びウクライナ情勢に伴う影響は、翌連結会計年度においても継続するものと考えられますが、そうした事業環境等への対応は、当社グループの中期経営計画において掲げる基本方針等で取り組む活動に合致しており、引き続き、強く推し進めて参ります。 そのため、連結業績予想を前ページのとおり修正いたしました。| 閉じる