業績トピックス
2023/08/02 15:00
大平洋金属
(5541)
2024年3月期連結本決算経常見通し上方修正、赤字幅縮小。
【業績予想/決算速報】大平洋金属<5541>が8月2日に発表した業績予想によると、2024年3月期本決算の経常損益は前回予想(-4,569百万円)より赤字幅が減少し、2,891百万円の赤字になる見通し。因みに直前のIFISコンセンサスでは400百万円を予想している。合せて発表された中間期の業績予想によれば、中間期前回予想(-2,937百万円)より赤字幅が拡大し、3,712百万円の赤字となる見通し。
決算期 | 月数 | 区分 | 発表日 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
202303 本 | 12 | 会社実績 | 2023/05/09 | 34,852 | -12,588 | -4,960 | -5,026 | |
202403 本 | 12 | 会社予想 | 2023/08/02 | 20,885 | -7,089 | -2,891 | -3,246 | |
202403 本 | 12 | 従来予想 | 2023/05/09 | 20,899 | -7,299 | -4,569 | -4,778 | |
202403 本 | 12 | コンセンサス | 2023/08/01 | 23,800 | -6,500 | 400 | 400 | |
202309 中 | 6 | 会社予想 | 2023/08/02 | 8,592 | -6,343 | -3,712 | -3,871 | |
202309 中 | 6 | 従来予想 | 2023/05/09 | 8,910 | -4,198 | -2,937 | -2,961 | |
※単位は百万円、:今回会社から発表された内容
.. 全文を読む
連結業績予想につきましては、ウクライナ情勢の長期化は国内外の景気へ引き続き影響を及ぼしており、また、欧米の急激な利上げ及び中国の景気回復遅れ等を背景とした景気の減速感は、経済の先行きをより不確実性の高いものとしております。 当社において、数量面については、環境は大きく変わらず、前回公表計画と同程度を見込んでおります。 損益では、販売価格面では、当社適用LMEニッケル価格と当社適用平均為替レートに加えフェロニッケル製品と比べ価格優位性の見られるニッケル銑鉄の価格も一部参考とした価格水準としており、また、調達価格面では、フェロニッケル製品の主原料であるニッケル鉱石の価格及び原燃料や電力の価格は引き続き高水準に推移しており、価格面で大きな影響を与えることが見込まれます。 その他では、棚卸資産簿価切下げ額の影響について、上期は追加計上の一方、下期では簿価切下げ額の縮小で戻入れ額が発生することにより、上期と下期の損益傾向は異なることが見込まれます。このように、厳しい状況は継続しておりますが、こうした事業環境等への対応は、当社グループの中期経営計画において掲げる基本方針等で取り組む活動に合致しており、引き続き強く推し進めて参ります。 そのため、連結業績予想を前ページのとおり修正いたしました。| 閉じる