業績トピックス
2023/10/31 15:00
大平洋金属
(5541)
2024年3月期連結本決算経常見通し下方修正、赤字幅拡大。
【業績予想/決算速報】大平洋金属<5541>が10月31日に発表した業績予想によると、2024年3月期本決算の経常損益は前回予想(-2,891百万円)より赤字幅が拡大し、3,511百万円の赤字になる見通し。因みに直前のIFISコンセンサスでは400百万円を予想している。合せて発表された中間期の業績予想によれば、中間期前回予想(-3,712百万円)より赤字幅が縮小し、2,487百万円の赤字となる見通し。
決算期 | 月数 | 区分 | 発表日 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | |
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202303 本 | 12 | 会社実績 | 2023/05/09 | 34,852 | -12,588 | -4,960 | -5,026 | |
202403 本 | 12 | 会社予想 | 2023/10/31 | 15,874 | -8,611 | -3,511 | -2,442 | |
202403 本 | 12 | 従来予想 | 2023/08/09 | 20,885 | -7,089 | -2,891 | -3,246 | |
202403 本 | 12 | コンセンサス | 2023/10/30 | 23,800 | -6,500 | 400 | 400 | |
202309 中 | 6 | 会社予想 | 2023/10/31 | 8,083 | -6,194 | -2,487 | -2,611 | |
202309 中 | 6 | 従来予想 | 2023/08/09 | 8,592 | -6,343 | -3,712 | -3,871 | |
※単位は百万円、:今回会社から発表された内容
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連結業績予想につきましては、ウクライナ情勢の長期化は国内外の景気へ引き続き影響を及ぼしており、また、欧米等の累積的な金融引き締めの影響及び中国の景気回復遅れ等を背景とした景気後退懸念は、経済の先行きをより不確実性の高いものとしております。 当社においては、フェロニッケル製品の数量面については、環境に大きな変化は見られず、収益性の観点から数量抑制の強化を図るため、前回公表計画と比べて減少を見込んでおります。 損益については、フェロニッケル製品の販売価格面では、当社適用価格相場に加えて、価格優位性の見られるニッケル銑鉄の価格も一部参考とした価格水準のため収入の伸びは一定程度抑えられ、また、調達価格面では、主原料であるニッケル鉱石価格及び原燃料や電力の価格は引き続き高水準で推移しているため、大きな影響を与えることが見込まれます。 その他では、棚卸資産簿価切下げ額について、上期は追加計上の一方、下期では簿価切下げ額の縮小で戻入れ額が発生することにより、上期と下期の損益傾向は異なることが見込まれます。また、2023年10月5日付「特別利益(投資有価証券売却益)の計上に関するお知らせ」のとおり、特別利益へ投資有価証券売却益の計上が見込まれます。 このように、厳しい状況は継続しておりますが、こうした事業環境等への対応は、当社グループの中期経営計画において掲げる基本方針等で取り組む活動に合致しており、引き続き強く推し進めて参ります。 そのため、連結業績予想を前ページのとおり修正いたしました。なお、前提条件に関しましては下記(参考)前提条件の修正をご参照ください。(注)本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。| 閉じる