業績トピックス

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2023/02/13 16:00

PSS (7707)
2023年6月期連結本決算経常見通し下方修正、赤字予想に。

 【業績予想/決算速報】プレシジョン・システム・サイエンス<7707>が2月13日に発表した業績予想によると、2023年6月期本決算の経常損益は前回予想(70百万円)から下方修正され、750百万円の赤字になる見通し。合せて発表された中間期の業績予想によれば、中間期前回予想(35百万円)から下方修正され、410百万円の赤字となる見通し。

決算期 月数 区分 発表日 売上高 営業利益 経常利益 当期利益
202206 本 12 会社実績 2022/08/12 7,434 152 175 45
202306 本 12 会社予想 2023/02/13 6,000 -700 -750 -850
202306 本 12 従来予想 2022/11/11 7,400 100 70 50
202212 中 6 会社予想 2023/02/13 3,123 -381 -410 -466
202212 中 6 従来予想 2022/11/11 3,700 50 35 25

※単位は百万円、:今回会社から発表された内容


業績予想修正の理由:(適時開示より抜粋)

期初の通期連結業績見通しに対して、主としてコロナ禍の終息に伴う海外受注減少による減収減益の影響を受ける見込みです。収益面では、日本国内における自社ブランド製.. 全文を読む

期初の通期連結業績見通しに対して、主としてコロナ禍の終息に伴う海外受注減少による減収減益の影響を受ける見込みです。収益面では、日本国内における自社ブランド製品である全自動PCR検査装置及びそれに付随する専用試薬・消耗品の販売は好調に推移しておりPCR試薬の売上を含めて期初の予算を達成できる目途はついているものの、一方で海外販売においては、コロナ禍の終息の兆しに伴う影響により、装置並びに専用試薬・消耗品に関する受注状況が当初の計画に達していないことから、期初に策定した予算達成が困難となり減収減益を見込んでいます。そして、費用面に関しては、期初予算に対する人件費関連と販売活動の費用増を見込んでいることと、当社における資金流出事案の発生に伴う特別損失の計上を見込んでいます。また、中期事業計画に掲げている自社の装置であるgeneLEAD(全自動PCR検査装置)やmagLEAD(自動核酸抽出装置)に使われる「PSS独自の抽出試薬の製造販売数」は当社ビジネスの基盤であり「装置のカバレッジを高め、それに用いる試薬や消耗品を継続供給する」ビジネスモデルを追求することにより「事業の成長による社会貢献」の観点から特に重要な経営指標としています。期初の計画では、国内外合計で年間5百万テスト数の製造販売を見込んでいましたが、日本国内における製造販売は期初計画達成の目途はたっているものの、海外の受注減により国内外合計では「PSS独自の抽出試薬の製造販売数」は期初計画を下回る見込みです。5. コロナ禍での実績とシステム開発型ベンチャー企業としての今後の取り組みについて (参考:プレスリリースURL別添)2020年から2023年に至るコロナ禍の中、PSSは自動化したPCR検査による蔓延対策にPSSグループ企業一体となって取り組み一定の成果を上げ得たものと考えています。この3ヶ年間で医療機関の規模に応じてご利用頂ける多様な正確かつ、操作性の良いPCR 検査システムを実現し、ワールドワイドに約1,500台が導入され非常に高い評価を頂きました。また、医療機関との地道な接触の中でPCRに限定しない多くのシステム開発のご要望がもたらされ、がん、アルツハイマー等の診断や治療に対応するPSS本来の開発事業も懸命に実施され、新たな開発製品も試作され現在多くの製品化が計画されています。新型コロナ対応が一段落する中、中期事業計画(~2025年6月期)「事業計画及び成長可能性に関する説明資料」に基づき、下記5つの戦略的テーマ施策を推進し事業拡大による社会貢献に努めてまいります。(1) 新規OEM契約締結に向けた契約締結交渉中、自社新技術開発及び新製品上市施策の実施・「自社新技術開発」がんの診断・治療に関わる細胞の分離・解析全自動システム開発この度、iPS細胞を用いた様々な疾患の治療や、免疫機能のがん治療への応用等、最先端の診断・治療法に関する臨床研究において世界をリードしている京都大学と2022年11月16日に「がんの診断・治療に関わる細胞を血液中から高速・高精度で分離・解析する全自動システムの開発を目指す」共同研究契約締結しました。本共同研究は、医療、臨床施設において、研究領域から診断(リキッドバイオプシー)、さらには治療領域での幅広い利用を実現し、微妙で高度な技術が要求される細胞処理工程の迅速、正確な自動化を目指すものです。免疫細胞やがん細胞、目的細胞及び生体分子を、研究、臨床の目的に合わせて合理的に取り出すことができれば、それぞれの分野において、大きな成果が期待できます。・「自社新製品上市」geneLEADの高速化とmagLEADの高付加価値化A)全自動PCR検査システム(geneLEAD)の高速化 : “Sprint” PCR Technology 全世界50ヶ国及び1,000台以上の医療現場で販売実績がある当社の全自動PCR検査システム(geneLEAD)を高速化して新たな市場ニーズに対応するものです。技術利用用途としては、迅速かつ正確な陰性、陽性判定PCR検査が要求されるa)空港 出入国管理、b)コロナ等の感染症スクリーニング検査を想定しています。B)自動核酸抽出装置の高付加価値化(全自動PCRプレパレーション) :“magLEAD 24 Technology” 24検体同時核酸抽出から世界標準である96マイクロプレートへのPCR試薬調製までの全自動化を目指したシステムであり、各研究、検査室の所有する既存のサーマルサイクラーとの円滑な作業連携が行えます。OEMブランド製品 を含めて約4万台以上の販売実績を持つ当社の自動核酸抽出技術を高付加価値化した製品となります。(2)全自動PCR診断装置専用PCR試薬調達については、ヒト及び動物の感染症関連項目製品、オーダーメード医療の実現を目指した投薬前遺伝子検査の調達対応を計画しております。(3)上記(1)(2)の施策により販売製品を拡充して、自社ブランド製品の国内外販売網の拡大の契約締結交渉を実施中です。 (4)新宿ラボラトリ―の開設により自社自動化装置群並びに専用PCR試薬を有効活用した多種多様な検査サービスの実施を計画しています。(5)PSS大館試薬センター第二工場設立による遺伝子(核酸)抽出試薬カートリッジ量産体制確立 により、PSS協力企業グループとの製品コストダウン対応を実施中です。※業績予想につきましては、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。  | 閉じる




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