業績トピックス
2022/09/12 15:00
萩原工業
(7856)
2022年10月期連結本決算経常見通し下方修正。26.6%減益を予想。
【業績予想/決算速報】萩原工業<7856>が9月12日に発表した業績予想によると、2022年10月期本決算の経常損益は前回予想(1,920百万円)から下方修正され、26.6%減益の1,740百万円になる見通し。因みに直前のIFISコンセンサスでは2,000百万円を予想している。
決算期 | 月数 | 区分 | 発表日 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
202110 本 | 12 | 会社実績 | 2021/12/13 | 27,705 | 2,254 | 2,372 | 1,619 | |
202210 本 | 12 | 会社予想 | 2022/09/12 | 29,700 | 1,430 | 1,740 | 920 | |
202210 本 | 12 | 従来予想 | 2022/06/13 | 30,000 | 1,730 | 1,920 | 1,330 | |
202210 本 | 12 | コンセンサス | 2022/09/09 | 29,400 | 1,800 | 2,000 | 1,400 | |
※単位は百万円、:今回会社から発表された内容
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想定を上回る原油価格高騰及び半導体や機械部品等の供給網の世界的な混乱により、従来予想以上に収益を圧迫する状況が続いていることに加え、中国の連結子会社「青島萩原工業有限公司」の操業停止及び解散に伴う損失を計上したことが、連結及び個別業績予想修正の主たる理由であります。 以下、当社セグメント別の業績予想の前提を説明いたします。[合成樹脂加工製品事業] 今後の業績推移見込みにつきましては、当連結累計期間における売上予想の達成は可能と予想しておりますが、営業利益は前回修正予想に対し90百万円の減少としております。これは、原材料高騰に伴い製品価格への転嫁活動を継続しておりましたが、ナフサ価格が前回修正時に見込んだ価格よりも更に値上がりしたこと、想定以上の円安進行及び災害備蓄需要減少によるシート製品の販売数量減少が主たる理由であります。 業績改善への対策として、追加コスト上昇分の更なる製品価格への転嫁を強力に進めるとともに、各種コストダウン策の実行や海外販売拡大等の販売戦略の見直しを進めております。 また、中国の連結子会社「青島萩原工業有限公司」が、2022年6月に同社の立地地点が公共事業に伴う土地収用対象となったことから、2022年7月末をもって操業を停止、同年9月に解散を決定いたしました。これに伴い第3四半期連結会計期間において、3億38百万円の事業撤退損を特別損失に計上しております。[機械製品事業] 今後の業績推移見込みにつきましては、当連結累計期間における売上予想は部品調達の納期事情により売上が遅延するため前回修正予想に対し5億円の減少、営業利益は売上遅延による影響と部品調達等に係るコストの増加により前回修正予想に対し2億10百万円の減少としております。 リサイクル需要の増加等に伴い、機械製品の受注残高は順調に増加しており、部品納期の早期化対策として最適な調達先の再構築を進めております。 上記の予想は、現時点で得られた情報に基づいて算定したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。| 閉じる